主な症状
恐怖感、回避行動、無力感、苦痛な夢を繰り返し見る
説明
悲惨な体験や事故に関わることで外傷後ストレス障害を発症することがある。
その時の事故や体験に近いものを見たり、聞いたりするとその時の状況がフラッシュバックし、恐怖感や無力感を感じる。
恐怖感から逃れるために、「包丁を持たない」「事件との関わりがある場所に近づけない」といった回避行動を起こし、生活に支障をきたす。
原因
障害や虐待、交通事故の被害者、殺人被害者の遺族や自然災害の被災者などに起こりやすい。
過去にあった生命の危機にかかわる体験が原因となり、精神的な異常が現れる。
治療法
同じ事件の被害者や同じ境遇に遭遇した経験をもつ者達でグループになり、その時の体験をお互いに語り合う。
孤独感を消しつつ自分だけが特殊ではないと認識できるようにしていく。眼球運動などを通して症状の軽減を行うこともある。
家族が本人に安心できる環境を用意したり、不安を訴えることに耳を傾けたりすることも治療において重要となる。
受診科
精神科・心療内科
(もしくはカウンセリングを受ける)
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