タケプロン(ランソプラゾール)

薬効・適応

タケプロンは胃酸の出過ぎを抑える薬(PPI)。同様の効果の薬にパリエットやネキシウムなどがある。主に胃潰瘍・胃炎・逆流性食道炎などの治療に利用される。

効果の切れ味が鋭く、1回の服用で効果が長く持続するのが特徴。

ただし、タケプロンのような薬を飲むと胃痛のような症状がすぐに軽減されてしまうため、患者が自己判断で薬を中断してしまうケースが問題となる。薬を飲むことにより、症状は治まっても、胃の粘膜が修復されたわけでは無いため、少なくとも数か月間は服用を続けることが必要である。

服用方法

1日1回飲めば1日間効果が持続するため、1日1回の服用で十分。

朝に飲んでも夜に飲んでも効果に大差はないため、一番忘れにくいタイミングで毎日飲むとよい。

食後でも空腹時でも効果はほとんど変わらないので、食後にこだわる必要はない。

処方ケースが多いのは、1日1回1錠(15㎎)であるが、症状が重い場合には、1日1回30㎎を飲むこともある。

豆知識

OD錠(口の中で溶ける加工がされた錠剤)が存在し、同種の薬の中では珍しい。水なしで服用できるほか、高齢などで錠剤を飲み込みにくい場合にも利用しやすい薬である。

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