薬効・適応
胃の動きを改善する漢方薬。逆流性食道炎がある場合に処方されることも多い。
- なんとなく胃がムカムカする
- なんとなく胃が気持ち悪い
というような場合に効果的な薬。
適応証は「虚証」となっており、体力のない虚証の人から体力のある実証の人にまで広く処方される。副作用も少なく安心して服用できる漢方薬である。
服用方法
食前に処方されることが多いが、薬効や副作用の観点からも食後に飲んで問題ない。
※ 漢方薬の中で食後に服用した方が良いのは葛根湯や麻黄湯など。これらは不眠・動悸などの副作用リスクを増大させる恐れがあるため、食後の服用は避ける。
1日1~3回服用する。大人の場合、1回1包(2.5g)を服用するケースが多い。
豆知識
漢方薬は「味を感じながら服用した場合」と「味を感じないまま服用した場合」とでは薬効が異なるというデータが動物実験で明らかにされている。
味を感じながら服用した方が効果が高いとされているため、白湯に溶いて味を感じがら飲むとより良い。
同じ漢方薬を飲んでいても、体調によって甘く感じたり苦く感じたりすることもあり、体調の変化を把握する上でも役立つことがある。
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