マイスリー(ゾルピデム)

薬効・適応

マイスリーは寝つきを良くする薬。後発品にゾルピデム錠やソルピデムOD錠がある。入眠剤として不眠症の治療に用いられる。

超短時間型に分類される睡眠剤で、作用時間は短く3~4時間ほど。ハルシオンやアモバンなどの睡眠薬と作用時間の点ではほとんど同じである。

マイスリーは服用後すぐに効果があらわれることが特徴で、服用して約1時間せずに効果のピークをむかえる。ただし、睡眠剤の効き目には個人差が大きいため、人によって効きやすい薬は異なる。

服用方法

寝る直前に0.5~1錠を服用する。服用後30分~1時間ほどで効果があらわれるため、服用したらすぐに床に就いた方が良い。

注意点

まれに睡眠剤服用後に無意識下で行動してしまい、アイスクリームを食べたり、オークションで買い物をしてしまうケースがある。起きたら枕元にアイスクリームの容器が転がっているが、食べた記憶はまったくないなど。

そのようなことがある場合は、マイスリー以外の睡眠剤に切り替えた方が良い。ほとんどの場合では、睡眠剤を切り替えるとそういった症状はおさまる。代替薬としては、レンドルミン(ブロチゾラム)・ルネスタ・ハルシオンなどが考えられる。

マイスリーには5mg錠と10mg錠があり、高齢者の場合には5mg錠(少量)が主に使用される。なぜなら、高齢者では睡眠剤が想定以上に効きすぎてしまい、思わぬ副作用を招く可能性があるからである。

豆知識

マイスリーは超短時間作用型の睡眠剤のため、寝ている途中で目が覚めてしまう中途覚醒を防ぐ効果は期待できない。

入眠に問題がないのに中途覚醒の症状がある場合には、中時間作用型の睡眠剤を利用することが多い。

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