主な症状
憂鬱、気分が落ち込む、集中力の低下、判断力の低下、食欲低下、睡眠欲の低下、興味がなくなる、何もかもがおっくうに感じる、悲観的になる、自己嫌悪、不眠、昼夜逆転、不安感
説明
うつ病では、落ち込んだり憂鬱になることが長く続き、生活に支障をきたすことがある。それだけではなく、集中力や判断力の低下や、食欲や睡眠欲などの生理的な欲求の低下、そして楽しいと感じていたことに興味がなくなり、すべてに対しておっくうとなってしまい、悲観的になったり自己嫌悪に陥ったりする。
うつ病と同時に不眠症を併発することも多く、昼夜逆転におちいってしまうこともしばしばある。不眠や昼夜逆転などにより、生活のリズムがくずれると、さらにうつ病の症状を悪化させてしまうため、早めに受診して治療を開始した方が回復も早い。
原因
仕事の増加や家庭内トラブルによる過労、また職場の移動や引越しなどの環境変化や肉親又は親しい人との死別などがストレスになりうつ症状が出ることがある。また、妊娠や出産の際の身体的負担や薬物の副作用なども原因となる。
治療法
抗うつ薬の投与、場合によっては抗不安薬、睡眠薬などを服用して、心と体をゆっくり休ませることが大切。さらに、うつ状態の時は、退職や離婚などといった重大な決定は避け、先に延ばすべきである。
周囲や家族は、遊びに誘って元気付けさせようとしたり、頑張ってと応援することは逆効果となるので避けた方が良い。ゆっくりと心身ともに休まる環境をととのえることが重要。
受診科
心療内科・精神科
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