空の巣症候群(からのすしょうこうぐん)

主な症状

生きがいが感じられない、空虚感、憂鬱、気分が落ち込む、集中力の低下、判断力の低下、食欲低下、睡眠欲の低下、興味がなくなる、何もかもがおっくうに感じる、悲観的になる、自己嫌悪、不眠、昼夜逆転、不安感、自信喪失

説明

母が身を削る思いで育てた子供達が巣立ったのち、空虚感のみが残り、うつ状態となり、自信喪失や不安にさいなまれることを空の巣症候群という。

今まで生きがいにしてきた子育てがおわり、何を生きがいにしてよいのか分からない状態となる。

原因

情熱を注ぐ対象を失ったむなしさにより精神的に不安定になるのが原因。

自分の子供を溺愛しすぎる傾向が強い場合や、夫との不仲がある場合に空の巣症候群となることが多い。

予防法・治療法

子供はいずれ育っていくものと考え、趣味や習い事を通じて、子供以外の生きがいを見つけておくことが最大の予防になる。あらかじめ人生設計を立て、夫との共通の趣味を見つけて行くのも良い対策である。

症状が悪いときには受診して、薬を処方してもらうと良い。地域の集まりに積極的に参加し、夫とのコミュニケーションを増やすなど、第二の人生を楽しく過ごせるようにすることが大切。

受診科

精神科・心療内科
(もしくはカウンセリングを受ける)

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