主な症状
胸やけ,ゲップ,胸痛,腹痛(上腹部),吐血,嘔吐,物を飲み込む時の痛み
説明
口と胃をつなぐ食道には胃酸は存在しないが、何らかの原因で胃酸が食道まで逆流してしまい、炎症を起こしてしまった状態。
逆流した胃酸が刺激となり長引く咳の原因となることも多い。
- 胃酸の逆流を防ぐ弁が正常に機能していない
- 胃酸が出過ぎてしまい、あふれてしまっている
などが原因となって起こる。精神的、体質的な問題だけでなく、ピロリ菌の影響で、胃酸が出過ぎてしまい、逆流性食道炎となっている場合もある。
逆流性食道炎を放っておくと、食道がんのリスクを上げることでも知られている。胸やけやゲップなどの症状から発見されることが多い。
痛みや吐血などがみられる場合には重症と予想されるため早期に受診して対処した方が良い。
予防法・対処法・治療法
主に薬物による治療を行う。胃酸の逆流を防ぐために就寝時に上半身を少し高くするとよい。
主な治療薬
胃酸の出過ぎを抑える薬、胃の運動を改善する薬、胃粘膜を保護する薬(胃酸過多の場合)、ピロリ菌を除菌する薬(抗生剤3種類を併用する)
代表的な市販薬
受診科
内科・消化器科
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