主な症状
目の周辺がぴくぴくする、顔が動かない、目が閉じない、口元が下がる、目が乾く
説明
顔面麻痺の初期には、片目の周辺がぴくぴくする、顔が動かない、目が閉じない、口に含んだ水がこぼれる、笑うと顔が曲がる、口が動かずうまくしゃべれないなどの症状が現れる。
目を閉じることができない場合には目が乾燥するため、普通にしていても涙が出ることがある。
音が強く響く、味覚が分からなくなる、額にしわが寄らない、頬を膨らませることができない、口元が下がるなどの症状が伴うことがある。
原因
ヘルペスウイルスが原因となり発症する場合と、寒冷暴露などの環境ストレス、アレルギー、局所浮腫、妊娠や歯を抜いたことにより発症することがある。
予防法・対処法・治療法
ヘルペスウイルスが原因となっている場合には、抗ウィルス薬の投与が行われる。
また、ステロイド(副腎皮質ホルモン)を短期間に集中的に投与する、ビタミンB12を補助的に投与するなどの治療方法がとられる。そのほか、ボツリヌス毒素の注射を行う場合もある。
受診科
耳鼻科、耳鼻咽喉科、脳外科、神経内科、ペインクリニック科、顔面神経外来など
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